組合員活動報告

自然の住まい企画 第3弾「奈良の森を見に行こう!下北山村バスツアー」

■開催日:2025年12月16日
■場 所:奈良県吉野郡下北山村
■主 催:理事会(環境ミーティング)

雲ひとつない晴天のもと、総勢16名がバスで出発。片道2時間半の道のりで、奈良県吉野郡の秘境、下北山村に無事到着。役場の北さんが出迎えてくださいました。

お弁当の後、いよいよ山へ。地域おこし協力隊OBの谷内さんが管理されている森林です。森の中は深呼吸したくなる木々の香り。予想を超える急勾配に、へっぴり腰で進む一行に北さんから出題が。「自分だったらどの木を伐りますか?その理由もどうぞ。」

「選木」は森づくりで最も大切な仕事だそうです。林立する中から、残す木と伐る木を決めます。枝が重なり合う間の木を間伐することで光が射し、下草が育ちます。他の木の成長を妨げている木、動物が傷つけた木、樹齢や曲がりなど色々な事情で伐ることがあります。また周りの木に極力傷がつかないよう配慮し、何十年先のその場の育成環境まで見通して間伐します。考えて考えて森を育てていく。巨大な重機で、なぎ倒していく林業のイメージが一転しました。

とはいえ危険なお仕事です。持ち主不明の山が多いこと、遠方の山主さんとのやりとりなど苦労は尽きません。まして今育てている木が使われるのは次の世代です。自然の摂理を守り、森の事情に合わせ、木の声を聴いて繋いでいく大切な役割に、頭が下がります。

生きている木の後は、それが木製品になっていくところを見学しました。村にただ一つの製材所を、スカイウッドの本田夫妻が受託して、製材されています。巨大な機械で大きな丸太を挽くのは大迫力で、断面からは清涼感のある瑞々しい香りが広がりました。そんな大きな一本の木から生まれる様々な製品は、ひとつひとつ表情があり繊細な美しさです。改めて木の魅力を知りました。

川のせせらぎ、薪の香り、緑豊かな景色…下北山村には、自然を敬い、森と生きる人たちの温かい暮らしと、林業を守っていこうとする真摯な挑戦があります。また必ず訪れたいと思いました。