組合員活動報告

自然派木育講座「山を活かし、まちに森をつくる」自然派の家づくり

■開催日:2025年8月6日
■場 所:コープ自然派奈良2F活動室
■主 催:理事会(利用拡大ボード)

自然の住まい協議会が手がける奈良で初めての国産材の家ができました。こだわりの家づくりを土地探しから伴奏されてきた中津さんに、その課程と熱い思いを伺いました。

「住まいってごはんと一緒。」どんな暮らしをしたいか、が献立で、それを入れる器が暮らす場所だと中津さんは話されます。特別ではなく、身体に優しくて、毎日でも飽きない家庭料理のような家で暮らせたら、幸せではないでしょうか。
そして食材にこだわるように、家の素材の産地も気にしてほしいと言われました。今回のお家では、施主さんが山で木を切るところから一緒に参加することで、一層新居に愛着がわいたそうです。


納得いく材を確保できたら、誰と一緒にどう作るかです。一件の家を建てるのに、40~50人が関わります。施主さんもいちメンバーとして参加。大工さん、左官屋さん、電気屋さん…それぞれが技術を結集してチームで家を作っていく課程に物語がたくさんありました。
それらをまとめ、施主さんの希望を形にするため指揮をとるのが中津さんたち工務店の役割です。住む人にとって心地いい環境はそれぞれ違うので、好みや大切にしていることなどをじっくり聴いて、予算など様々な制約と折り合いをつけながら、そのご家族に合う住まいを作っていきます。
時代とともに求められる家が変わっても、やっぱり人と人、そして人と自然の関わりなのだということ。感謝やけじめといった大切なことを再認識させられました。


デメリットもきちんと伝えること。失敗は正直に謝り、直すこと。施工中のお家を公開すること。
何ごとにも誠心誠意取り組み、住まいづくりへの愛あふれる中津さんに、ぜひお家を建ててほしいと思いました。