組合員活動報告

生協が取り組む高齢者福祉って?~オレンジコープ学習会

■開催日:2025年7月9日 
■場 所:コープ自然派奈良 2F活動室
■主 催:理事会(福祉活動ボード)

コープ自然派事業連合と提携したオレンジコープの笠原理事長にお越しいただき、オレンジコープの成り立ちからこれまでの経緯をお聞きしました。

戦後大阪府岬町にあったお風呂屋の運営から始まったこと。購買事業そして組合員の高齢化にともない、2000年の介護保険法を契機に高齢者問題に取り組むべく介護事業に携わることになったこと。その後社会福祉法人「野のはな」を立ち上げ、障がい者にも目を向け事業を拡大してきたとのことでした。組合員が自分の意思を尊重され、最期まで安心して暮らせる住宅づくりから始まり、利用者の配食サービスや清掃を障がい者が働く事業所に委託。また、乗馬クラブを運営し、そこから出る馬糞の堆肥で野菜を育て、配食やレストランの食材に。制度の壁にめげることなく、人とのご縁を大切にしながら生協として社会福祉にずっと取り組まれてきたお話は、初めて聞く人も何度か聞いている人も感動を隠せませんでした。


どうやって今の複合型・循環型の運営ができるようになったのかという質問に対しては、25年かけて一つずつ作り今のシステムができたこと、これからは広げ、次世代にも繋げていかないと・・と話されました。


昨年、Table(コープ自然派情報誌)11月号でオレンジコープの記事を読んで、「こんな施設に入りたい!」と感動し、今回のお話を楽しみに来られた方々も参加されました。
今後コープ自然派奈良でも福祉事業に取り組んでいくために、引き続き学習会や見学会など企画し、どういったことができるか模索していきたいです。