組合員活動報告

参院選どうする?語ろう前夜祭♪わっしょい♪

2025.7.1

■開催日:2025年7月1日
■場 所:オンライン
■主 催:コープ自然派憲法連絡会

憲法連絡会の活動紹介と選挙に関する話題提供のあと、4グループに分かれて2回のグループワーク(各30分)を行いました。


【何を重視して選ぶか】
地域によってはさまざまな立場の人が出馬しているから面白いという声がありました。また、化学物質の問題に興味があり、熱心に取り組んでいる政党に興味をもったものの、性別役割分業については旧泰然とした考え方だったという方も。選挙は個人の意思を表す手段であり、その大切さを改めて認識するきっかけにもなるともいえそうです。また公開討論会の必要性や、自分自身の政治的な傾向をチャート式で試せる「投票ナビ」や各政党の政策を一覧としてみることができる「日本消費者連盟」HPなど、政党関連の情報源も話題になりました。

【投票率向上のためのアイデア】
和歌山ではオーガニック給食のための活動をきっかけに市民や議員の意識が変わった事が紹介されました。「身近な声を上げる」ことで社会の変化を感じ、その体験があれば投票行動にもつながっていきやすいのではという意見も。また子どもの頃から選挙に触れる環境を整えること、模擬投票や子ども議会のような体験が、大人になってからの投票行動につながるのではという期待も語られました。高校生による投票所の運営や大学生への働きかけ、投票しやすい場所・時間の整備への提案や投票済み証などの紹介もありました。

【選挙と私たちの距離を縮めるために】
若い世代が政治を「自分と関係ない」と感じてしまう背景や、教師が政治について話しづらい現状も課題として挙げられましたが、「買い物で社会を変える」といった身近な行動と政治を結びつける視点が有効かもしれません。オーストラリアの事例では、投票所近くでソーセージを焼いてホットドッグを食べて楽しむという文化があり、投票と美味しい香りが結びついて記憶に残っていく楽しい工夫として紹介されました。また、選挙をわかりやすく伝える本やマンガがあるとして、著者の木村草太さん・池上彰さん・たかまつななさんなどが紹介されました。
社会や制度の変化を待つだけでなく、日常の中で選挙について話すことや、自分の身近な人へ関心を広げていくことも大切です。普段選挙や政治の話をしにくいというお話もありましたが、私たち一人ひとりの行動が、選挙の文化や投票への意識を少しずつ変えていく力になります。今回のようなオンラインの集まりでもとても効果的ではないかと思えたひと時でした。