組合員活動報告

オオニシ恭子さんに聞く~子どもたちの未来を守るために~

■開催日:2025年6月11日
■場 所:生駒市北コミュニティセンターISTAはばたき
■主 催:理事会(環境平和ボード)

長年ヨーロッパ・ベルギーを拠点にヨーロッパ薬膳を伝えてきたオオニシ恭子さんをお迎えし、食は命を養い、守るものであり、災害時に自分や家族を守る食事とはどのようなものなのかお話を伺いました。

1981年渡欧し以来32年にわたり、東洋的食養法を基本としながらも欧州における素材と環境を取り入れた食養法「ヨーロッパ薬膳」の普及に努めてきたオオニシ先生の体験談は今まさに私たちが必要としているお話でした。チェルノブイリの原発事故が起こった時に、ヨーロッパの人々に原子力爆弾から生還した日本人ならいろいろなことを知っているのではないかと質問攻めにあい、いろいろ調べていくうちに発酵食品や海藻が命を守ったことを知り、ヨーロッパ各地で広めたそうです。2011年の東日本大震災で被災した地域を訪れ「じぶんを守る自分食の見つけ方、放射能から家族を守ろう」という講演会を開催し、玄米おにぎりを食べてもらったそうです。その際、現地の食材を使わないことに対する疑問の声に戸惑い、どうしたらいいのか悩んだというお話にはなんとも言えない気持ちになりました。


放射能は極陰性なので陽性の食べ物をとることでデトックスになるということでした。昆布やワカメ、ひじきなどの海藻と、味噌、醤油、麹などの発酵食品と、玄米、大豆、高野豆腐、切り干し大根など亜鉛を含む食品などが身体を修復するために必要な食品だそうです。


いざという時に家族を守ることができる食を普段から取り入れて楽しく、おいしく食養生の生活を取り入れていきたいと思いました。