組合員活動報告

日本の外国人差別を知る 映画『ワタシタチハニンゲンダ』上映会

■開催日:2023年10月9日・10日
■場 所:コープ自然派奈良 会議室
■主 催:理事会(つながる)

映画『ワタシタチハニンゲンダ』の監督 高賛侑さんは在日朝鮮人2世。身をもって民族差別を体験してきた監督は、他の国に住むコリアンの置かれた状況と比較してみたいと思い取材をしたところ、日本が際立っているのは国が定めた法律や制度によって公的に差別が行われていることだという事実に突き当たります。そしてその差別は、朝鮮に限らず他の外国の人に対しても同じです。日本の排他主義に基づく「異常な差別」をなくしたいと、この映画を作られました。

・在日コリアン/高校無償化制度から朝鮮学校を排除、幼児教育・保育の無償会制度から外国人学校を排除
・技能実習生/長時間・低賃金労働、暴力・不当解雇・恋愛禁止等の人権侵害事件多発
・難民/難民認定を極端に制限。認定率は諸外国の20~50%に比べ、日本は1%未満
・入管/被収容者に対する非人道的な処遇が常態化

いま日本には290万の外国籍の人がいます。1910年の韓国併合以降、日本の植民地政策で「日本人として」日本に渡ってきた朝鮮の人たちは、戦後サンフランシスコ平和条約で日本が独立を回復したタイミングで「日本人ではない」として外国人登録されました。その後いまに至るまで参政権はありません。また、外国人学校は「各種学校」に位置付けられ、公式スポーツ大会での出場権がなかったり、高校過程を卒業しても日本の大学への受験資格がなかったりといった教育差別を受けています。
難民認定を求めて日本に来たものの認定されない人たちは入管に収容されます。祖国に帰れば命が危険な人たちを強制送還する、入管内でいつ終わるともしれぬ人権侵害と暴力にさらされる、仮放免されても就労禁止、移動制限、住民登録ができないため健康保険に入れないなど、「死ね」といわんばかりの扱いです。
人権の「人」に外国籍の人たちは含まれないかのような日本の法律や制度。だからこそ、外国人は叫ぶのです。「私たちは人間だ!」 参加者からは「差別的な行動をする人が、家族とどう暮らし、子どもとどんな会話をしているのか知りたい」という声がありました。日本というせまい世界から視野を広げ、自分ごととして想像する力の必要性を強く感じます。